『FX（為替）』って言葉、皆さん１度は聞いた事があるかと思います。よくメディアやブログで取り上げられてますよね、『誰でも簡単に儲かる』とか『いまFXが熱い！』とか…とても魅力的な紹介の仕方をされていますが現実はそんなにあまくありませんよね。
この記事では、FX初心者の私が約２ヶ月試しにやってみた結果をお見せしたいと思います。先に述べておきますが、決してFXは儲かるという記事にするつもりはありませんし、内容は初心者目線ですので、トレンドやテクニカルの話はこの記事では紹介しません。
FX（為替）って何？
異なった２つの通貨を転換する取引のことです。例えば『USD/JPY（ドル 対 円）』を例に挙げて説明しましょう。
例）『1ドル = 100.00円』の時に円を10,000通貨購入したとします。
レートは常に変動しますので、『1ドル = 110.01円』になったとするとどうでしょう？ドルに対して円の価値が高くなりましたので、利益が出ている事になります。たった0.01円上がっただけですが、10,000通貨購入した設定になっていますので
0.01円 x 10,000通貨 = 100円の利益
となります。
通貨って何？
どの通貨を購入するにしても最低単位が決められており、これはFX業者によって異なります。私が使っている外為オンラインを例に出すと『USD/JPY（ドル 対 円）』は最低10,000通貨ですが、他のFX業者では1,000通貨で取引出来るところもあります。
先ほど『1ドル = 100.00円』の時に円を10,000通貨購入と例を挙げました。これは『1ドル100円の時に10,000ドル購入』という意味になります。つまりは
100円 x 10,000 = 1,000,000円 = 100万円
が必要になります。最低でも100万円のお金が必要なんて中々ハードルが高いですよね。その為に『レバレッジ』というものがあります。
レバレッジって何？
自分のお金をFX業者に証拠金として預け入れることで、証拠金の数倍～数百倍の金額で取引する事が可能になります。これをレバレッジといいます。レバレッジの語源は「てこ」からきており、少ない資本金でも大きな取引が出来るようになっています。
レバレッジ◯◯倍といった表し方をしますが、国内のFX業者ではレバレッジ25倍が最大です。海外のFX業者ではレバレッジ400倍なんてところもありますが、国内では法により規制されています。さてこのレバレッジですが、証拠金とどう関係するかというと単純に倍しているだけなんです。つまり先ほどの100万円を例にすると
100万円 ÷ 25 = 4万円
証拠金として4万円あれば100万円分買うことが出来るんです。株取引の信用と同じ類のものですね。但し、良いことばかりではありません。言わばFX業者に借金をして取引をしているようなものですから証拠金維持率というのがあり、自分の持ったポジションが損をし続け維持率を下回ってしまうと強制的に売買されてしまいます。これをロストカットと言います。
２ヶ月間やってみた結果
今年の1/8から3/21までの約２ヶ月間、11万の資金でやってみました。資金からみてもわかりますが、かなり遊び的な気持ちでやっています。
期間：1/8〜3/21
売買回数：182回
利益：51,000円（益回数：７４回）
損益：20,300円（損回数：１７回）
利益：30,700円
という結果になりました。今回はたまたま利益が出ましたが、損益回数を見れば分かる通り、益回数の方が損回数の４倍程度であるのに対し実際の利益額は損益額の2.5倍です。これはポジションがうまく取れていないのと損切りがうまく出来ていない事を示しています。
FXを２ヶ月やったみた感想
私は１万通貨メインでやっていましたが、ちょっとでも自分の取ったポジションがマイナスになると動悸がひどくなりました。このまま損益が増えたらどうしよう…損切りした方がいいかな？なんて考えていると他の事が満足に出来なくなりました。もともと小心者なせいもありますが、多少気が強い方でないとFXで勝ち続ける事は出来ないかと思います。またレートの波を確認するのにテクニカルというものがありますが、あれは絶対ではありません。もちろんその通りに動くこともありますが、結局はお金持ちの方やヘッジファンドと呼ばれるFXを生業としている会社が仕掛ける事でレートが大きく動いてしまいます。
それでもFXに興味がある方に
私なりにまとめてみました。以下の事は守った方が良いと思います。
- マイルールを決め、そのルールは絶対に破らない事
- ポジションはむやみに取らない事
- 損切りはしっかり行う事
- 初心者にはレンジがおすすめ
- 無くなってもよいお金で行う事
