Surfaceってきくと、タブレット・PCになる2in1タイプのSurface Proが思い浮かびますが、今はSurface Book・Surface Laptopといった機種も発売されています。
Surfaceシリーズの各特徴とスペックを比較します!
目次
Surfaceシリーズとは?
Surfaceシリーズは、Windowsを作っているMicrosoftが販売しているPCです。OSを制作しているメーカー謹製のパソコンなので、ちょっとした安心感のようなものがあります。AppleがMacを出しているのと同じ事ですね。
現在、Surfaceシリーズは下記に示す3機種が発売されています。具体的に何が違うのか解説していきます。
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- Surface Pro
- Surface Laptop
- Surface Book
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Surface Proとは?
言わずと知れたSurfaceと言えばこの形状です。基本はタブレットですが、キーボードカバーを付けるとパソコンとしても使用出来る「2 in 1パソコン」とも呼ばれます。
2017年モデルからはタッチペンの4096段階の筆圧検知にも対応しており、ペンタブとしてもおすすめです。画面側にスタンドが付いているのが大きなメリットですね。
Surface Bookとは?
Surfaceの上位機種です。Surfaceをより実践向けの性能にしたもので形状もノートパソコンに近いものになっています。
Proと同じようにキーボードと切り離してタブレットとして使用する事も可能ですが、Bookの場合はキーボード側にバッテリーを多く搭載している為、タブレットとしては数時間の使用に限られます。
また、性能を売りにしているので価格は最小構成で20万~と高めです。
Surface Laptopとは?
Bookの廉価版として位置付られた機種です。特徴として、他のSurfaceシリーズがタブレットとして利用する事も出来るのに対し、この機種は純粋なノートパソコンです。キーボードと分離させて使用するという事は出来ません。
またOSに「Windows10 S」が搭載されています。
Windows10 Sの特徴は、ストアアプリで公開されているソフト以外はインストール出来ないところです。
お店で購入したソフトや、ネット上にあるフリーソフトは一切インストールする事が出来ません。
一見、不便なように思えますが、ウイルス感染の危険性はほぼないといったメリットもあります。また2018年3月中までであれば、Windows10 Proに無料アップグレード出来る施策も行われています。
Surfaceを購入するならどのシリーズが良い?
Surfaceシリーズの違いがわかったところで、私が購入を検討しているのはSurfaceは、Surface Proです。Surfaceと言えば、ディスプレイ側にスタンドが付いたProのイメージも強いですからね。
イラストを描く事がメインとなるのであれば、Surface Proが良いかと思います。他の2機種もタッチペンを使う事は可能ですが、Proのようにディスプレイを支えるスタンドはありませんので、左手は常にディスプレイを支えてあげる必要が出てきます。
Surface Proのおすすめのスペック構成は?
Surface Proには、6種類のスペック構成が設けられています。下に行くほど性能があがるのですが、下位グレードと上位グレードで価格が20万円ほど異なります。その中で最も価格と性能のバランスが取れているのは、Core i5 8GBモデルです。2017年モデルの型番でいうと「FJX-00014」です。
CPU | メモリ | SSD |
Core m3 | 4GB | 128GB |
Core i5 | 4GB | 128GB |
Core i5 | 8GB | 256GB |
Core i7 | 8GB | 256GB |
Core i7 | 8GB | 512GB |
Core i7 | 16GB | 1TB |
Surfaceは、後からメモリの増設は出来ません。OSのWindows 10を動作させるだけでほぼ4GBは使用された状態になる為、Photoshopやクリスタを動かすことを検討されているようであれば、最低メモリ8GBは欲しいところです。
またモバイルPC用のCPUは、Core i5もCore i7も2コアなのでデスクトップPCのような性能差はなく、費用対効果は高くありません。またCore m3/i5モデルはファンレスというメリットもあります。ファンが無いので、耳障りな音は動作中一切ありません。
大まかに対象を割り当てると下のような感じになります。
[list class=”li-niku”]
- とりあえず使ってみたい方向け・・・Core m3 / Core i5下位モデル
- 普段使いしたい方向け ・・・Core i5上位モデル
- 負荷の高い作業をする方向け ・・・Core i7モデル
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Surface Pro(2017)はSurface Proの完成形?
これまでSurface Proは新機種が発売されるたびに、最後の数字がひとつ繰り上がり、「Surface Pro」「Surface Pro 2」「Surface Pro 3」「Surface Pro 4」ときていましたが、2017年6月に発売された5世代目では「Surface Pro」となり数字が付かないようになりました。
これは幾度かのモデルチェンジを経て、完成形にたどり着いたという事を意味しているのだと思います。パソコン、タブレット両方の用途で使うのであれば、Surface Proを購入して後悔はありません。
また、Surfaceシリーズでは延長保証に加入することをおすすめします。「Surface Proの延長保証(Microsoft Complete)は必要?量販店・本体購入後に加入する方法!」という記事に書いているので、よろしければお読みください。
Surface Pro(2018)は何が変わった?
2018年になって、2017年モデルの販売が終わり2018年モデルに変わりました。この違いですが、スペック性能は一切変更ありません。
変わったのは、Officeのライセンスダウンのみです。
[list class=”li-yubi”]
- 2017年モデル:Officeのバージョンを無料でアップデート出来るライセンス
- 2018年モデル:Office 2016のみのライセンス。バージョンアップするには有料
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ですので、もし2017年モデルと2018年モデルが同価格で販売されていたら、迷わず2017年モデルを購入される事をおすすめします!