私が12インチMacBookを使用し始めて、約2週間が経過しました。12インチMacBookは、性能的にネットブック並み、そのせいで他のMacBookシリーズと比べて価格的に割高感がありますよね。
実際、性能で考えればMacBook Pro 13がほぼ同価格で購入する事が出来ます。それに価格で選ぶのであれば、MacBook Air 13の方が安いし、なお且つ性能も良いんです。
正直なところ、12インチMacbookは人を選ぶ機種である事には間違いありません。性能や価格、どちらかを優先するのであればMac製品で絶対に選ばれない機種だと私は感じています。それでも、実際に12インチMacBookを使用してみると性能や価格だけでは語れない一面が見えてきます。
今回はそのあたりをレビューしていきたいと思います。
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目次
12インチMacBookは1kgを切る重さ!持ち上げても苦にならない!
12インチMacBookとMacBook Air 13のサイズを比較してみるとすると、そこまで大きな差はありません。確か「MacBook Air」って初代が出た2008年から1度もモデルチェンジしてないですよね。8年近く同じ形状で販売され続けた「MacBook Air」、人によっては手抜きだと感じる方もいるかと思いますが、私は素直に凄いと思います。それだけ完成された最高のデザインを、当初から計画していたって事ですものね。
12インチMacBookとMacBook Air 13のサイズと重量を比較
MacBook | MacBook Air | |
高さ[cm] | 0.35~1.31 | 0.3~1.7 |
幅[cm] | 28.05 | 32.5 |
奥行き[cm] | 19.65 | 22.7 |
重量[kg] | 0.92 | 1.35 |
重さ的には約430gの違いがありますが、数値上は大した差には思えませんよね。分かりやすく言うと500mlのペッドボトル1本分の差です。ペッドボトル1本分の持ち物が減ったところで、そんなに差は生まれないでしょと思っていました。
ですが今回「MacBook」を2週間持ち歩いてみたところ、その重さの差は歴然でした。「MacBook」はパソコンを持ち歩いている事を感じさせない、持ち運ぶ事が苦にならない、そんなデバイスでした。
例えば皆さんはスマホを持ち歩く時に、「今日はスマホを持っていくか」とは思いませんよね。それはスマホが必需品で持ち歩いていても違和感がないからです。「MacBook 」もそれと同じで、「持ち運ぶ事が苦にならず、自然と持ち運べるパソコン」に仕上がっています。
「MacBook Air」よりも軽く、持ち運びが楽なMac、それが「MacBook」です。
MacBookは性能はよりもキーボード!
ただそうは言っても、性能は二の次の「MacBook」です。現時点でコスパを意識してMacノートを選択すれば誰だって「MacBook Pro」に行き着くでしょう。でもコスパを意識し過ぎる事で見失ってしまう事もあります。
「MacBook」を世に出す際にAppleが薄さを追求する為に開発した「バタフライ構造」のキーボード、これ無くして「MacBook」は語れません。
私も最初のうちは打ちづらいキーボードだと感じていましたが、使っていくうちにだんだんと癖になっていきます。普通のキーボードを叩くと「カチャカチャッ」と鳴りますが、「MacBook」のキーボードは「ポチポチッ」と鳴ります。「プチプチ」って緩衝材があるかと思いますが、あれを潰している感じにも少し似ています。とにかく打つのが楽しいんです。
私はどちらかというとブラインドタッチが苦手だったんですが、一つ一つのキートップが大きく出来ているので、気付いたら画面を見ながら打てるようになっていました。きっとブラインドタッチが苦手な方は、「MacBook」で作業をしていれば得意になれるはずです。
MacBookのキーバックライトは唯一残念
「MacBook」のキーボードは大好きになりましたが、キーのバックライトに関しては少し残念さがあります。「MacBook」のキーバックライトは各キーの下にLEDを設置する方式に変更されています。これによってキーの見やすさが向上し、漏れる光も最小限に抑えているとの事なんですが、光を抑えてしまった事でキーの枠を光で縁取った感じも無くなってしまっています。
比較として「MacBook Pro」と「MacBook」でキーのバックライトを最大にした時の写真を用意しました。明るさと見た目の綺麗さは「MacBook Pro」の方が好みの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
まとめ
「MacBook」を2週間使ってみて、持ち運んで文字を打つには最適なデバイスだと実感しました。と同時に不便さを感じる事があったので、それは別の記事で紹介したいと思います。